皆さん1週間お疲れさまでした。
今週もあっという間に終わりましたね。
今日は朝から大幅ギャップアップ。
トランプ大統領が今朝7時に行った「経済活動再開プラン」の記者会見に市場が反応した形になりました。
今週は、火曜日14日の19700円(日経先物)をピークに、じりじりと値を下げて18990円まで下落していたのですから、今日の高値19910円は大幅上昇。
株が上がったな~と実感している方も多いかもしれません。
昨日の記事「今は本当に株を買う時期? ~株初心者の方が気を付けること~」でもお伝えしたのですが、こういう時期は、自分にとっての買い場なのか?ということをしっかりと考えないといけませんよね。
特に株を始めたばかりの方には、注意してほしいポイントでもあります。
例えば、今日で言えば日経平均が大きく上昇したので、相場が上昇基調で回復に向かっている!と明るい雰囲気を感じがちです。
でも、個別銘柄の実際の動きはどうだったかというと、
値上がり 1063銘柄
値下がり 1034銘柄
あまり数は変わりません。意外ではありませんか?
これだけ日経平均が大きく上がっていれば、70~80%は値上がりしていても良さそうですよね。
これは、日経先物取引で指数が上昇したことで、日経平均株価の主要銘柄に買いが入ったためと考えらます。
このことは、今日の売買代金の多くの割合をソフトバンクが占めていることからも確認できますよね。
売買代金の総額も昨日と比べても4000億円しか増えていなくて、3兆円にも達していません。
土台がしっかりしていないのに、建物が立ってしまったようなイメージでしょうか。このような時は、逆も同じことが考えられます。
つまり、機関投資家が指数を売りで仕掛けてくると、一気に個別の株価が下落するということです。今日値上がりしていない銘柄も下がることになるのですから。
トランプ大統領のポジティブ会見が材料で上がるなら、ネガティブなニュースを材料に売ろう!と待ち構えているかもしれません。しばらくは、新たなニュースに振られそうですね。
今は、「巣ごもり投資」がブームになっていて、マザーズが活況なのですが、大きく上がっている銘柄には特に注意が必要かもしれませんね。
今週1週間をチャートを見てみると、大きな流れは横ばいの動きに見えます。
アノマリーでは、4月は1年で3番目に日経平均が上昇しやすい月。
日々の動きで見ても、4月23日頃までは上昇傾向にあります。(過去の平均データですので、必ず今年もそうなるかは分かりません)
でも、そのあとは5月上旬にかけて下落傾向なのですよね。
日足チャートを見てみると、3月17日の15860円から約20000円近くにまで回復しています。大きく上昇しているので、あのパニックを少し忘れかけてきている時期です。
このことを頭に置いたうえで、来週の売買プランを立てたいと思います。
含み損を抱えてしまうと、マイナスがゼロになるまで待ちたい!ですよね。
でも冷静に日足チャートを見ると、戻しても75日移動平均線レベルまでの21000円~22000円までがやっとなのかな?と。
損切を行うことは、勇気がいることですが、一旦リセットして再下落した場面で買い戻すことも一考の場面かもしれませんね。
あるいは、現物を保持しながら「先物の売り・インバースの買い・オプションプットの買い」等でヘッジをかけるか?
そのまま上昇!が、絶対に無いとは言えませんので、株は難しいのですが(笑)