目次
アートスパークHDの売買からの気づき
ここまで、私のくだらない取引の話にお付き合いいただきましてありがとうございましたm(_ _)m
お伝えしたように、この取引は、私が中長期投資を行う中でも、テンバガーをめざした初めての銘柄でした。
結果は、570円で購入
高値3550円(大体の価格です)
購入→高値 約6.2倍
売却 1700円
購入→売却 約2.9倍
もう反省点だらけの取引でしたが、この取引から多くのことを学びました。
こうしてブログを書くという機会がないと、ここまで自分の取引を真剣に振り返ることはありません。
ですから、改めて気づいたことも多くありました。今回は、その点をまとめていきたいと思います。
①2016年11月末の顧客情報流出の情報
ZMPの顧客流出の話は、当時自分の知りうる限りは、耳に入ってきませんでした。上場中止のアナウンスが出た後に知りました。
これだけ長い間保有して注目している銘柄ですので、様々なことをチェックしていたとは思うのですが、それでも、もしかしたら当時の自分のリサーチ力が足りなかったのかもしれません。
でも、もし情報を知らなかったとしても、2016年11月末の顧客情報流出の時期とチャートで大陰線をつける時期が一致しているのです。
よく「チャートは全てを内包する」ということをいわれますが、このことを自分が本当に理解していたら、チャートから売却するという判断が出来ていたと思います。
なかなか上場間近で自分が上がる!と思い込んでいる株を売ることは難しいのかもしれませんが、少なくとも違和感から一部を売却などの方策は取れたはずです。チャートの重要さを学びました。
②分割で利確を行っていく
今となっては、当たり前の事なのですが、株価の上昇に合わせて少しずつ利益確定を行っていくことの重要性を学びました。
当時はもう、テンバガーを取る!ということしか頭にありませんでしたから(笑)
意地になって10倍まで待っていたような感じでしたね~
「株価がいくらになったら、いくらの利益」という空想の世界を楽しんでいただけでした。
株価の未来なんて誰にも分からない事ですよね。当たり前の事ですが、その不確定要素を少しでも確実性のある物にするため、欲張らずに利確を少しずつ行うことの大切さを学びました。
③シナリオを立てる
自分が購入した株価のその先のシナリオを立てることの重要性を学びました。そしてそのシナリオは複数パターン立てて、できるだけ詳細にイメージしなければならないことを。
私の当時のシナリオは、570円で買って5700円で売る!これだけでした(笑)
でも、今回ここでお伝えしてきたように未来では何が起こるかわかりません。自分の思惑通りに動くとは限りません。
株価が◯%上昇したら◯%利確する。保有期間は◯年にする。
株価が◯%下がったら◯%追加購入する余力を残して、始めは50%の予算で買う。
など、上がった場合、下がった場合のシナリオを複数立て、その動きに合わせて感情を出来るだけ挟まずに淡々と売買していく事の大切さを学びました。
④正しい取引を行う
③のようなシナリオを立て、自分の設定したルーティーンで決めた取引を行うことの重要性を学びました。
570円→1700円と最終的には利益になりましたが、結果オーライではだめ。
正しい取引を繰り返すことで、利益が積み重なっていくことが分かりました。逆に言えば、正しい取引をしたのに思惑と違う動きになってロスカットになったのならば、それはOKであることも。
今回の例で言えば、もっと儲けるチャンスがあったのにそれを物に出来なかったということは、正しい取引ではありません。
負ける時もあるのだから儲けられるときにしっかりと儲けないとダメ。
買っても負けても正しい取引をしていることが大切だということを学んだのだと思います。
【アートスパークHDの売買から学んだ事のまとめ】
アートスパークHDの売買から学んだことをまとめると以上の内容になります。今回の取引は、約2年間という中期の取引でしたが、これらの学びは、時間軸が異なっても共通することなのではないか?と感じるのです。
つまりデイトレでも短期スイングでも中期スイングでも、やるべきことは同じ。自分の手法を確実に行うこと。試行錯誤しながらその手法を確立していくこと。
その繰り返しが正しい取引になっていくのかな~と今回の記事を書きながら感じた次第であります。
もし、何かのご縁でこの記事をご覧になっている、これから株取引をスタートする方がいらっしゃったら、何かの参考にしていただけたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!