株の売買記録の付け方～エクセルやスプレッドシートの活用～

株式投資を始めた方におすすめしたい事の１つに「自分の売買記録」を残していくということがあります。

私は、株式投資を始めたころは全く記録を付けていませんでした。もちろん収支だけは把握していたのですが、個別銘柄ごとの損益や売買時期などは、細かく記録していなかったのですね。

証券会社から送られてくる明細を見れば、履歴は分かるのですが、自分で考えて作成した記録でないと、後から読み返すことはしません。

今は、インターネットが発達して証券会社の自分のアカウント口座に入ると、色々な記録は見られるのですが、やっぱり自分で作った記録でないとダメなのですね。私の経験では。

それは自分でトレード記録を付けることで、売買を振り帰っての反省が自然と行われるからだと思います。

「このタイミングでなぜ自分は買ったのだろう？」

「よく見ると、この指標がまだ買いのタイミングでないのに買っている」

「焦って上昇に飛び乗ってしまっている～！」

などなど、多くの気づきを得ることが出来るのですね。

これを繰り返すことで、同じミスを減らすことにつながってきます。株式投資は、100％正しい手法などは存在しません。どんなに経験のあるトレーダーでも必ず売買で勝てるということはないのですね。

では、どうすれば良いかというと、

①勝率を少しでも上げていく

②その自分の勝ちパターンの手法をどんどんバージョンアップして確立していく

③その手法を繰り返すことで、トータルで利益を積み重ねていく

これしかないと思うのです。

株は、上がるか下がるか？ですから単純に考えると勝率は50％

ということは、

もしあなたが50％を1％だけ上回る51％の勝率の手法を持っていたら、トレードすればするほど利益が積みあがっていくことになります。

例えば、100回売買したら51勝49敗なので、51-49＝2　つまり100回の取引で期待値2の利益が積みあがっていくということになりますよね。

1回の損益が1000円だとすると

51勝×1000円＝51000円

49敗×-1000円＝-49000円

51000-490000＝2000円

100回取引すれば、2000円儲かるということが分かっていたら、あとは取引回数を増やしていくだけですよね！

（※ここには利益額が絡んできます。あくまで利益と損失が毎回同じ額だと仮定した場合です。実際は毎回の取引で、利益額と損失額が一定ということはあり得ませんので、勝率と損益比率の2つを考えることになります。）

勝率と損益比率を上げていけばいくほど、利益額が大きくなることが分かっています。だから自分のトレードを振り返っていくという作業が、この数字をあげていくことにつながるのですね。

売場記録を残すことがとても大切だということが、イメージ出来ましたでしょうか。

記録は、エクセルやスプレッドシートに残していくと便利だと思います。フィルターをかけることで、個別銘柄ごとの収支も簡単に分かるし便利ですよ！自分に相性の良い銘柄も分かってきます。

ちなみに私が記録している項目は、

この7項目です。

詳しく書けば書くほど良いのですが、一番大事なのは継続することですので、ストレスがかからずにサッと記入できる最低限の項目に絞っています。

1番から5番は説明の必要は、ないと思います。

6番のメモは、1行で簡潔に取引の反省点や良かった点をメモしています。

利益が出たから良い取引とは限りません。仮に損失が出たとしても正しくロスカットが出来ていて、エントリーポイントも自分の手法通りで間違っていなければ、良かったこととして記録するようにしています。逆に利益が出ても、利確のタイミングを間違えていたら反省点をメモしています。

7番のURLは、毎日のトレード記録の詳細を無料ブログに日誌代わりに付けているのですが、そのURLを張り付けています。

こうすることで、あとから売買記録シートを振り返った時に、気になる日があればそのURLをクリックすることで、6番の1行メモで収まらないその日の自身の取引の詳細や市場の概況を簡単に確認することが出来ます。

これは、あくまで私の1例ですが、記録を残すことは必ずトレード成績の向上につながりますので、まだ始めていない方は、是非チャレンジしてみてくださいね！