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恐怖指数について
恐怖指数という言葉をよく耳にすると思います。でも、株式投資を始めて間もない方は、「恐怖?」の「指数?」ちょっと意味がわからない!となるかもしれません。
そこで今回の記事では、恐怖指数について勉強してみたいと思います。
VIX指数
恐怖指数とは「VIX指数」のことで、これはシカゴ商品先物取引所(Chicago Board of Trade=CBOT)が作った「ボラティリティ・インデックス」の略称のことです。
【復習1】
恐怖指数=VIX指数
VIX指数はアメリカ市場の代表的な株価指数であるS&P500のオプション取引の値動きから計算されて発表されています。
だから、この「VIX指数」は投資家の現在の心理状況を示す数値と言われているのです。なので別名「恐怖指数!」といわれているのですね。
ちなみになぜシカゴで商品先物の取引所が作られたかというと、トウモロコシや大豆などの穀物の集積地だったことから、商品先物の取引が始まったそうです。
そういえば、中学生か高校生のころの地理の授業で習った記憶がありますね!うっすらと(笑)
日本での米相場に似ていますよね。日本では江戸時代に大阪の堂島で米相場の取引が行われていて、その米取引が世界最古の商品先物取引といわれています。
その名残で大阪証券取引所で現在も先物取引が行われていると考えると、歴史の流れの中で私たちも相場に参加しているのだな〜と少し感慨にふけってしまいます。
通常時の恐怖指数は、10〜20程度
30を超えると何か良くないニュースが流れて投資家心理が悪化している目安と言われています。
今回のコロナショックでは、80を超えていましたから、いかに異常なことが起こっているかということが、VIX指数からも分かりますね!
【復習2】
恐怖指数=VIX指数
通常時 → 10〜20
ちょっと雰囲気悪い → 30超え
先行き不安 → 50超え
※あくまで目安です
このサイトで確認できますので、現在の動きもチェックしてみてくださいね!
恐怖指数 [VIX・日経VI・VSTOXX] 日経平均比較チャート
https://nikkei225jp.com/data/vix.php
日経VI
上記サイトにある「日経VI」は、日経ボラティリティ・インデックスのこと。
この指数は、投資家が日経平均株価が今後どういう風に動くと考えているか?を表した指数です。
この日経VIの数値が高いと、相場が変動する可能性が高いと見込んでいることが分かります。
VSTOXX欧州恐怖指数
VSTOXX欧州恐怖指数は、ユーロ圏の株価の代表的な指数である「ユーロ・ストックス50」を基準に算出された指数です。
欧州の投資家の心理状況を見たいときは、この指数を参考にするといいですね!
恐怖指数 [VIX・日経VI・VSTOXX]の見方のまとめ
恐怖指数 [VIX・日経VI・VSTOXX]の見方をまとめていきます。
株式投資を始めるとよく聞く恐怖指数。これはVIX指数の別名です。主な株式指数のボラティリティを元に作られた指数で、この数値が大きくなると、これからの株価が大きく動く可能性が高いと投資家が感じていることを表します。
アメリカでは、S&P500の指数。日本では、日経平均。ユーロでは、ユーロ・ストックス50を元に恐怖指数は算出されます。
株式投資をする際の今後の値動きをさぐる一つの指標として、逆張りの指標としても活用したいですね。