前回は、前田製作所のスカトルバットを探すためにグーグル検索やヤフー掲示板を調べていくと、「ナプラ」というキーワードにたどり着いたことをお話ししました。
今回は、その続きを書いていきたいと思います。もし宜しければ、読んでみてくださいね!
目次
Mナプラについて調べてみる
「ナプラ」というキーワードが出てきました。新たなキーワードさえ見つかると行動が起こしやすいですよね!そう、またググるだけです!
でも「ナプラ」で検索するとシャンプーなどのヘアケア製品の情報しか出てきません。きっと同じ名前の商品名があるのでしょうね。
そこで「ナプラ 前田製作所」で検索するとズラリ!と情報が。ここからはがぜんやる気が出てきます。調べることが楽しくなってくるのですね。
【材料】エムナプラがパワー半導体接合材量産と報じられる
前田製作所<6281>が急伸している。きょう付けの日刊工業新聞で、前田建設工業<1824>グループと、ナプラ(東京都葛飾区)が出資する接合材料製造・販売会社エムナプラが、「独自開発の次世代パワー半導体用接合材料を、ペーストやシートの接合材料や基板を製造する二次実装処理向けに4月以降量産する」と報じられている。前田製作所で材料となる粉末を生産し、エムナプラで製品化していることから、前田製作所にもプラスに働くとの見方から買いが入っているようだ。
記事によると、エムナプラでは同材料について、月間200キロ~300キログラムを出荷し、19年度で5億円の売り上げを目指すという。また、エムナプラは今後5年以内の新規株式公開を目指しているとあることもポジティブ材料視されているようだ。
まとめると次のことが分かりました。
- 前田製作所の親会社である前田建設グループがMナプラの製造に出資しているらしい
- 有限会社ナプラが新素材の特許を持っているらしい
- その子会社が株式会社エムナプラで新素材の製造販売を行うらしい
- 新素材の材料を前田製作所が作るらしい
これは、面白そうだ!と直感で感じました。
2017年に株が急上昇したことはチャートを見て知ったのですが、その上昇時も初めは理由が不明な状態で株価が上昇。その後、このニュースが流れていたことが分かりました。
この引用記事が出たのは、2019年4月ですから2017年10月の急騰時からは約1年半が経っているということになりますね。
もう一度チャートを見てみましょう。
まだナプラは、上場していません。でもこうしたニュースで株価が反応するということは、一定数がそういう期待を持って仕込んでいるのでは?と考えたのです。
でも2017年の盛り上がりに比べると2019年4月のニュースが流れた時の上昇はほんの少し。(※チャートの↓の部分です)
もし、急上昇が始まっていたら、そこから追いかけて買うのは、いつ高値づかみになってしまうかわからないので怖い。でもこういうチャートの低迷時ならリスクを抑えることが出来るかも?と感じました。
パワー半導体関連銘柄
株式市場では、ある特定の分野の株が盛り上がる時期があります。「テーマ株」と呼ばれるやつですね。
前田製作所→ナプラで調べると、今度はパワー半導体関連銘柄という言葉が出てきました。
このような記事もありました。
前田製作所 パワー半導体関連銘柄の本命・出遅れ株として注目。前田製作所は前田建設系の企業で、前田建設がグループとあわせて約40%を出資する「Mナプラ」とライセンス契約を結んでいる。
「Mナプラ」は、高熱を発するパワー半導体が性能を発揮するために必要不可欠な関連材料である高温対応の次世代接合材の量産体制を確立、販売を開始。前田建設工業グループの前田製作所はMナプラとライセンス契約を結び、次世代接合材料の量産体制に入っている。
パワー半導体の需要が高まれば、パワー半導体に必要な接合剤に絡む前田製作所にとってもビジネスチャンスとなるだろう。
2018年は株式相場の盛り上がりが欠ける時期で半導体関連めいがらも軒並み低迷していた時期なので、このようなチャートになっているのかもしれません。
でも再び半導体市況が活発になったときは、この材料が再燃するかも!
そしてナプラが本当に上場したらスカトルバットになる!
もし、上場がないとしても時代は、5G!
新たな半導体が必要になってくるのは、間違いなさそうです。
その時に半導体の接着剤がナプラという熱に強い新素材。
これは、素材について調べてみないと!そう感じました。
次回は、この辺りについて調べたことを書いていきたいと思います。