これから株を始める方

長期投資の銘柄さがしで株初心者の方が勘違いすること

今回の記事では、長期投資で含み損を抱えないために気をつけることをまとめていきます。

まず、始めに言っておきますが、私は「中長期投資派」です!

そんな派閥があるのか知りませんが(笑)

ですから長期投資を否定するわけではありません。

むしろ肯定です! ←キッパリっ!

ツイッターを見ていると、手法や売りか?買いか?などで論争が行われていることがありますが、私はそこには興味がありません。でもしつこいようですが、中長期投資派でなのです。

じゃあ中長期投資派だから短期トレードはしないか?というと、私の場合は、そんなことはありません。短期で先物を買ったり売ったりしますし、今は個別株のデイトレも勉強しています。(昔は、時間の関係で中長期投資のみでした。)

だから、どの手法が正しいとか、今は買いが正しいとか、売りが正しいとか、そんなのは無い!と思っているのですね。ですから、そういう論争には興味がないのです。

でも多くの手法があって、人それぞれ言うことが違うので、株を始めたばかりの方は、情報を間違って受け取ってしまうことがあるのも事実。私もかつては、そうでした。

今回は、株式初心者の方が、情報を誤って受け取ったがために、後悔することがないように、記事を書いていきたいと思います。宜しければ、読んでみてくださいね!

「長期投資だから」「長く持つから」安全・安心は本当か?

「長期投資だから」「長く持つから」安全・安心は本当か?

人それぞれ、株式投資を始めるきっかけは違います。そして初めてのきっかけが、最初の投資スタイルに与える影響が大きいと思います。

私の場合は、「長期投資安全説」的な本だか何かを読んだことから投資生活がスタートしました。

・超長期の株価指数を見たら一目瞭然、世界経済は成長し続けている!

・だから余剰資金で倒産しないような株(ETF)を買えば長い目で見たら必ずリターンがある

こんな考えです。

当時は、サラリーマンでしたから日中は場を見ることが出来ませんでした。だから自然と売買回数の少ない中長期取引に落ち着いたのだと思います。

投資期間の定義について

まず、株を始めたばかりの方が混乱するのは、投資をする期間が人それぞれ様々であるということに原因があります。

株が下落して「買いだ!」と言っている人は、

デイトレードでの1日の反発を狙っての買い!かもしれません。

1か月以内の短期トレードでの戻りを期待した買い!かもしれません。

でも、もし、あなたが当時の私のように最低1年くらいはゆっくり推移を見よう!と思って買った投資ならば、その「今は買いだ!」と言っている人の意見とは違う意見を持たないといけないかもしれませんよね。

だから、自分の投資期間=時間軸を定めたうえで「買いだ!」という人の話を自分に落とし込めるように、かみくだいて理解しないといけないのですね。

ここで問題となるのが、先ほど言った「時間軸」です。私で言えば「中長期」ですね。

で、時価軸を定義しないといけないのですが、これは人それぞれで明確な基準はありません

例えば、デイトレードをする人から見たら、1年は長期と思うかもしれません。

逆に30年スパンで、配当目的や資産形成として株を保有している人からすれば、1年は短期になってしまうのですね。

SCUT(私)の基準

時間軸の定義

だから自分の時間軸を定めておくことをおすすめします。

自分の時間軸がしっかりと定まっていたら、他の人と物差しが仮に違っても、「時間単位」を変換することで、話を理解することができるのですね。

言っている意味わかります?説明が下手でスミマセン。。。

たとえば、そうですね~ 日本ではメートル、アメリカではフィートみたいな感じでしょうか?いや、ちょっと違うか・・・

ごめんなさい。なんとか雰囲気で解釈をお願いします(笑)

私は、まず「トレード」と「投資」を分けて考えています。

「トレード」は、その会社の事業内容等は気にせず、ニュース材料やチャートなどの指標のみから、値動きだけを期待した取引。

「投資」は、その会社の事業内容や経営方針に共感して、会社の成長と株価の上昇を期待する取引。

こんな感じに分けています。

そしてトレードを

・デイトレード

・短期スイングトレード(10日以内)

・中期スイングトレード(3か月以内)

投資を

・短期投資(1年)

・中期投資(3年~5年)

・長期投資(10年)

こんな感じで考えています。これ、あくまで私の個人的な基準です。

この基準をもとに、「あ、この人は私で言えば、短期投資のことを言っているのだな~」という具合に時間軸の変換を行って聞くようにしているのです。

時間軸が違うと買い場も違う

時間軸が違うと買い場も違う
※楽天証券 マーケットスピードⅡで作成

これは、日経平均の月足チャートです。

2007年から2020年までの約13年間のチャートですね。

は、皆さん良くご存じのリーマンショックの最安値。なんと7000円を割り込んでいますよね。

もし、あなたが長期取引をしていたと仮定して、このチャートを見てみましょう。

②で買えるのが、もちろん理想ですよね!でも、こういう時期は、まず買えません。とても買える雰囲気ではないのです。買う勇気が持てません。

例えば、つい先月。2020年3月の一番安い時期に買えたか?というとなかなか株を買えた人は少なかったと思います。

こういう時期に買うには、よほど前から自分の確固たるシナリオを立てて、計画を持っていないと買えないのですよね。それでも勇気が必要となりますから。

通常は、底値を付けた後、株価が回復しだしたのを確認してから多くの人は、買うようになります

もし、あなたが③や④で買っていたとしましょう。それでも、現在の株価と比べると大儲けです。

仮に当時の高値である①で買ってしまっていたとしても、今なら含み益なのですね。

だから長期投資は、リスクが少なく資産形成には一番の手法だ!というのが、長期投資派の意見です。(簡単にザックリ言えばですよ^^)

私もこの意見には、基本的には賛成です。だから中長期派!とキッパリ最初から言っているのですね!←しつこい。

でもですね。仮に、今なら大成功の③で買っていたとしても、当時は結構つらいのです。(経験者は語る^^)

チャートをもぅ一度見て頂けますか。③は2010年ですアベノミクスが始まったのが、2013年ですから3年は含み損なわけですね。3年間も証券口座残高の含み損を見続けるのは、けっこうつらいです。だんだん見たくなくなります(笑)

今のチャートで見ると、そう感じないかもしれませんが、2010年当時は、「またここから下落するのではないか?」「最安値を割りこんだらどうしょう」「いつまでたっても株価が上がらない」「日本経済は、本当に回復するのか?」と疑心暗鬼になっているのですね。

ですから、

①長期投資だからといって買うタイミングを誤ると、かなりのストレスを抱え続けてしまう!ということを知っておきましょう。

②底値で買うことは、ほぼ不可能なので、長期投資を行う上で、含み損を抱え続けることがあり、その場合は長期間になる可能性が高い!ということを理解したうえで、チャレンジしましょう。

③長期投資ですから、5年~10年スパンで絶対に動かさなくていいお金で運用しないといけません。始めは、そのつもりでOKと思えた金額でも、5年経つと何が起こるかわかりません。思わぬ出費が生じることもありますその時に換金しないといけなくなると、大きな損失になる可能性があることも想定しておきましょう。

同じ長期投資でも手法が違う

「今、長期投資で買いだ!」と言っている人は、「今、ゼロから株を買う人が買いだ!」とは言っていないかもしれません。

どういうことかというと、もしあなたが100万円の投資資金があったとして、100万円全部を今が買いだ!とは言っていないのですね。

もしかすると、その人は、「買い下がり手法」や「積立て手法」を用いているかもしれません。

「買い下がり」とは、購入した時から株価が下がることも想定して、追加買いをはじめから計画しているということです。

例えば、100万円のうち30万円を今買って、もし15%下がったら更に30万、また15%下がったら40万買う!という具合に購入することを言います。

積立て手法とは、一定の金額を株価の上下にかかわらず、例えば毎月購入して平均単価を維持していく方法です。

ツイッターなどでつぶやく時は、こういう部分をいちいち説明しませんから、株式の取引に慣れていないうちは、勘違いをしてしまう場合があるのですね。

あなたは、今初めてA銘柄という同じ株を買ったとしても、その買いだ!という人はA銘柄を何年も前から、もっと安いうちから仕込んでいたりする場合もあるのです。

ですから、このことも知識として頭に入れておきましょう!

まずは1つの時間軸からスタートして自分のスタイルを作る

株式投資の手法は、人それぞれです。

長期投資、中期投資、短期投資、デイトレード、日本株、225先物、FX、米国株。

どれにも、素晴らしい手法や勝ちパターンが存在します

株式投資に絶対の法則なんて存在しませんから、この手法が正しいとか、その考えは間違っているとかは、無いと思うのです。

大切なのは、自分に合った投資スタイルで継続して株式投資を行うこと

ですから、まずは1つの時間軸でスタートするのがおすすめです。

1つの時間軸で取引を続けていくと様々な経験値が上がっていきます。

その中で、違う投資スタイルにもチャレンジするのもアリだと思いますし、利益の上がる自分のスタイルだけを貫き通すのも、またアリだと思います。

今回の記事のまとめ

今回の記事のまとめ

「長期投資の銘柄さがしで株初心者の方が勘違いすること」をまとめていきますね!

株を初めて間もない方は、自分の「投資を行う時間軸」が定まっていません。まず、投資期間を決めておかないと、他者の言うことに惑わされることになりがちです。

同じ銘柄を買うにしても、買うタイミングが違うと、含み損を長い期間抱えてしまうことになります。

長期投資でも最悪なシナリオのリスクを覚悟し、受け入れたうえで、始めないとつらくなってしまいます。

そのために、同じ株を一度に買わずに、時期を分けながら買うなどの工夫も必要です。「今が買い!」という周りの声は、そういうことを踏まえたうえでの「買い!」かもしれません。

これらのことに留意して、自分にとっての買い!の時期なのか?を考えていきましょう!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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